みんなの内科外科クリニック

(診療案内) 循環器内科

当院で可能な検査

  • 心電図
  • 24時間ホルター心電図
  • 心エコー
  • 頸動脈エコー
  • 胸部レントゲン検査
  • ABI
  • PWV検査
  • 血管造影検査
  • 血液検査

専門医

日本循環器学会認定専門医が、心臓や血管の病気の専門的な診療を行っております。

この様な症状がある方はご相談ください

  • 胸の苦しみ
  • 胸の圧迫感
  • 動悸
  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • 脈のみだれ
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 失神
  • 足のむくみ
  • チアノーゼ

高血圧

高血圧は患者数が約4000万人と最も頻度の高い生活習慣病です。
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、心臓病、腎臓病、末梢血管障害の原因として重要です。
高血圧の原因は大きく2つに分けられ、1つは本態性高血圧と呼ばれるもので、原因が多種多様であり明確なものではないものです。 高血圧の患者様の約90%は本態性高血圧と言われております。多くの場合30~40歳台に発症し家族歴があることが多いのですが、塩分過剰摂取や運動不足、肥満、糖尿病や脂質代謝異常とも関連することが知られています。
もう1つは二次性高血圧症と呼ばれるもので、副腎腫瘍や妊娠などはっきりとした原因がある高血圧です。 二次性高血圧の頻度は低いのですが、原因に対して外科的、または内科的な治療を行い根治治療が可能である場合もあり、診断を的確に行うことは非常に重要です。

不整脈

心臓には刺激伝導系と呼ばれる電線のようなものがあります。洞結節からでた電気が心筋内の電線を通って心臓全体にいきわたることで心臓は収縮します。 この刺激の伝わりが上手くいかなくなってしまうのが不整脈です。不整脈はその原因や、形態、また心臓の収縮能などによって対処法が違いますので、正しい診断が非常に大切です。 診断には12誘導心電図の他、ホルター心電図や心エコー検査、また各種の血液検査が有効です。

心房細動

心房細動はその名前の通り、心房が細かく震えるように痙攣し、不規則な脈拍になることをいいます。 心房細動は高齢になるにつれて発症し80歳以上では2-5%程度の人に見られると言われています。 心房細動はすぐに命に関わるものではありませんが、脳梗塞の発症リスクが増えることが知られています。 このため、脳梗塞を予防するため、“血液をサラサラにするお薬”を内服して頂きます。 内服薬は各種あり、年齢、性別、腎機能、併用薬剤など様々な要因で決まりますので、主治医の先生と相談して決めてください。

狭心症・心筋梗塞

心臓はポンプとして全身に血液を送る役割があります。心臓自身の栄養は、冠状動脈という3本の血管でまかなわれています。 この冠状動脈が動脈硬化などで詰まってしまう病気が、狭心症や心筋梗塞です。確定診断にはカテーテル検査が必要となり、適時高度医療機関にご紹介させて頂きます。

閉塞性動脈硬化症

下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)とは動脈硬化により動脈が詰まり下肢(脚や足)への血流が悪くなる病気です。 糖尿病、喫煙、脂質異常症、高血圧、透析中などでかかりやすくなります。 初期症状として足先の冷えがあり、病状が進んでくると、ある程度の距離を歩くと筋肉(腰、おしり、太もも、ふくらはぎ)のだるさや痛みが強くなって歩けなくなります(間欠性跛行)。 さらに病状が進んでくると指先に潰瘍ができ、壊疽(えそ、指がまっ黒くなる)となり、足の切断が必要になることがあります。

深部静脈血栓症・肺塞栓症

下肢の静脈に血栓(血のかたまり)が出来るとその下流の足にむくみが生じます。 足に出来た血栓が心臓から肺に流れていくと、肺動脈に血栓がつまり肺動脈塞栓症と呼ばれる病気となります。 肺塞栓症は呼吸困難が生じ、重症の場合に生命にかかわります。深部静脈血栓症/肺塞栓症は高齢者、下肢の手術後、骨折等のけが、がん、肥満、経口避妊薬(低用量ピル)の使用、など様々な要因で起きることが知られています。 診断は血液検査でD-ダイマーの測定が有用です。D-ダイマーは感度が非常に高く(95%程度)、特異度は低い(68%)検査とされています。 DOACと呼ばれる直接経口抗凝固薬の内服治療が一般的です。