みんなの内科外科クリニック

(診療案内) 訪問診療

住み慣れた御自宅で安心した生活を送れるように、当クリニックでは訪問診療も行って参ります。 定期的な診療を行うことで、皆さまの健康をお守りできればと考えております。 後方病床として入院施設も有しておりますので、状態が落ち着かない患者さまには入院加療させていただき、安心して御帰宅できるようにサポートさせて頂きます。 在宅医療は、患者さまの病気や障害だけでなく、お住まい、家族構成など、患者さまの周辺環境に応じてサポートの方法が異なります。 皆さまのご相談に真摯に耳を傾け、一人ひとりにとって最善となる解決策を見つけていきたいと思います。

住み慣れた地域で自分らしく暮らす

在宅で安心して暮らしていただけるよう24時間365日、訪問診療でサポートいたします。

訪問診療とは?

お一人では通院が困難な患者さまに対して、医師や看護師がご自宅や施設に定期的に訪問して診療を行います。 『住み慣れた地域ですごしたい』、『住み慣れた家がいい』、『大切な家族やペットと一緒にいたい』、『自分らしく暮らしたい』、そのような想いに応えられるよう、ケアマネージャー、訪問看護師、介護職員、理学療法士、薬剤師などと連携を密にして在宅での療養を支えます。

当院の訪問診療の特徴

当院は入院治療のための一般病床19床と併設の介護施設に約60床を有しており、幅広い疾患の患者さまに、医療・介護の“シームレス”なトータルサポートを提供致します。 内科専門医・外科専門医・整形外科専門医・麻酔科専門医などチーム医療を実践しながら、安心の医療と快適な介護サービスの提供をおこなっております。

24時間365日いつでも対応

『突然、熱が出たら?』、『身体の状態が変化したら?』訪問診療・在宅医療を提供する施設の中でも “在宅療養支援診療所”であれば、24時間365日『いつでも』対応致します。 患者さまが最適な医療を受け、安心して過ごせる環境を提供いたします。

在宅サービスとのきめ細やかな連携

ケアマネージャーをはじめ、訪問看護師、介護職員、理学療法士などの在宅部門のスタッフと訪問診療医師とが連携し、医療・介護の“シームレス”なトータルサポートを提供しております。

入院できる病床を確保

『病状が悪化した場合は?』、『自宅での療養が難しくなった場合は?』、当院は入院病床を有する施設であるため、常に入院できる病床を確保しております。 在宅での療養が困難になった場合など、適切な時期に入院をしていただくことが可能ですのでご安心下さい。

地域の診療所との連携

当院は、地域の診療所と連携をとり、『連携機能強化型在宅療養支援診療所』として24時間365日の在宅診療をサポートしております。 皆さまがより安心して在宅療養を続けられるよう努めております。

末期がんの疼痛などに対する緩和治療

当院は、『在宅緩和ケア充実診療所』の認定を受けております。
『痛みやつらさを和らげる』という緩和治療を必要とされる患者さまが、安心できる体制を整えております。

訪問診療の対象となる患者さま

お一人で医療機関への通院が難しい患者さまが対象となります。 訪問診療・在宅医療の対象となる様々なケースをご案内します。 一例になりますので、ご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

  • 歩行が困難で通院が難しい方
  • 通院する交通手段がない方
  • 病院やクリニックでの診療が難しい方
  • 寝たきり、またはそれに準ずる方
  • 脳梗塞や脳出血、神経疾患などにより身体機能が低下されてしまった方
  • 高度の認知症があり、通院が困難な方
  • 末期がんなどで、ご自宅での療養を希望される方
  • 人生の最期を住み慣れた地域やご自宅で過ごしたいと考えておられる方
  • ご家族やペットと最期まで共に過ごしたいと考えておられる方

また、以下のような医療を受けているため入院療養を続けている患者さまでも、訪問診療を含めた医療・看護・介護サービスにより、在宅での療養が可能となる場合があります。

  • 新型コロナウイルス感染症
  • 経管栄養、胃ろう・腸ろうよりの栄養管理
  • 中心静脈栄養、点滴管理
  • 酸素投与、人工呼吸器(在宅での酸素療法、在宅人工呼吸器の管理)
  • 筋力低下や麻痺などに対するリハビリテーション
  • 褥瘡(床ずれ)の治療
  • 排尿や排泄の医療的管理を必要とされる方(尿バルーンカテーテルやストマの管理)
  • 手術後等で医療的処置や管理を必要とされる方
  • 末期がんの疼痛、苦痛に対する緩和治療

診療のご依頼から定期訪問までの流れ

患者さまの状態に応じて、ご相談の上で月1~2回程度居宅にご訪問させていただき、診察のほか適宜検査・処置を行います。ご相談やお問い合わせから、定期訪問診療を開始するまでの流れをご案内します。

step.1 お問い合わせ・ご相談
まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
当法人の地域医療連携室や担当のケアマネージャー、訪問看護ステーション等を通じてご連絡いただくことも可能です。
step.2 担当医師との面談(診察)
ご家族や介護者の方、ケアマネージャー、可能であればご本人様に当院へ来院していただき、担当医師との面談(診察)をさせていただきます。 病状などの詳しい情報を把握し、今後の診療方針のご相談をさせていただきます。ご本人さまが来院できない場合などはご相談ください。
ご相談の時点でご本人さまが入院中の場合入院されている病院での退院前カンファレンスに当院の担当医師が可能な限り出席させていただき、今後の診療方針のご相談をさせていただきます。
step.3 初回訪問
ご相談にて予定した日時に初回訪問へお伺いいたします。患者さまの診察を行い、今後の診療方針、定期訪問予定のご相談・決定をさせていただきます。
初回訪問時に、調子が悪くなった場合や、緊急時の連絡先など、連絡方法その他についてご説明をさせていただきます。
step.4 定期訪問診療開始
定期訪問診療を開始いたします。月1〜4回程度訪問させていただき、診療を行います。必要に応じて処置・処方・点滴・検査などをおこないます。
療養についてのアドバイスやお悩み事についてもお気軽にご相談いただく事が可能です。病状が不安定な場合など、週1回以上の訪問診療もご相談のうえ対応いたします。
訪問診療を続けていくうちに、在宅での療養が難しくなったり、ご家族など介護者のレスパイト(一時的な休息)のために入院が必要になる場合があります。 当院では常に空きベッドを確保しており、最適な時期に入院していただくことが可能です。急性期的な治療が必要となった場合は、急性期病院への診療情報提供書を書かせていただき、受診や入院の手配をさせていただきます。 (日立製作所ひたちなか総合病院、勝田病院、丹野病院、水戸赤十字病院、水戸済生会総合病院、水戸協同病院、など)
急に病態が悪化し、救急治療が必要と考えられた場合には、救急病院へ救急搬送の指示や手配をさせていただきます。

訪問エリア

当院より8km以内の方が対象となります。 主にひたちなか市、那珂市、東海村、水戸市北部(枝川・城東、旧常澄村など)を対象に訪問診療を行わせていただいております。

訪問診療にかかる費用について

訪問診療では各種医療保険が適用されます。